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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、顔眞卿が出てから後は、一層人爵を以て本位とするやうになつた爲に、後世に殘つて居る書に見るべきものが少ないのである、、、

―「魚」字― 
・「戰國文字編」、
 顧問‐李學勤 主編‐湯餘恵 副主編‐賴炳偉 編集‐徐在國 吴良寶
 福建人民出版社出版發行‐2005年8月第2次印刷

・戰國文字編 巻十一・p.769‐「魚」‐11字、

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 ‐人物本位の賞觀的揮毫物が藝術的書道に及ぼせる影響(下)‐
.309、
 要するに顔書は生書の大關である。然し未だ熟書を學ばない者が顔眞卿の楷書などを下手に學ぶと、藝術的に見れば最も惡むべき惡俗のものになり勝であるから、注意せねばならぬ。然しながら實用書の手本としては無論差支えはないのである。顔眞卿以後になつてから一般の人が急に下手になつた譯でもあるまいが、顔眞卿が出てから後は、一層人爵を以て本位とするやうになつた爲に、後世に殘つて居る書に見るべきものが少ないのである。、、、(大正十二年) 藝術・書を語る天来先生。

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