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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

そこに視覚的芸術(造形的芸術)の芽生えるべき契機が伏在する。

下図、 第二回立体象書研究会展(9/16~9/28)、―書の心、心の中のこころ―
会場内にて「クレオパトラが座れなかった椅子」に座る出品者北川富恵さん(90歳)を中にして会員とで写した一枚を再度、

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、昨日のつづき、
―文字をかくことと書を書くこと― p.233.234、より
、、、文字は、たんなる約束にすぎないけれども、書かれるときには、一定の形をもって書かれるのである。この形は、約束にしたがって書かれるのではあるが、約束は、いわば形の骨格たるにすぎず、形そのものではない。精密に形を決定するものは、約束そのものではなく、約束にしたがって書こうとする人の、自由な造形意識である。与えられた骨格に、どのような肉付けを施して、一個の個体にするかは、書く人の自由にゆだねられている。そこに視覚的芸術(造形的芸術)の芽生えるべき契機が伏在する。ただし、約束とは、対象的なものというよりは、むしろ観念的なものであるから、そこに芽生えてゆく芸術は、描写芸術でなくて抽象芸術である。、、、という(1956年の井島勉)氏、、、


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