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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

作家と公衆とは題材において結ばれるのでなく、作家の感動の中に結ばれるのである。

10/30、以降で、、、審査の在り方の原点に立ち返り、再生してほしい」と話している。、、、今まで問題にならなかったことがおかしい。、、、最高賞が選ばれないのは、日展が民間団体になった1958年以来初めて。、、、とある記事、、、

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、昨日のつづき、
―文字を書くことと書を書くこと― p.233、より
、、、観者や読者の立場からいっても、なにほどかの美的関心を伴うことは否めない。標本図といっても、見られる図形であり、記事といっても、語られたものとして読まれる言葉だからである。けれども、それらの場合に、決定的な目標となり規準となるものは、描かれた植物そのものであり、語られた事件そのものである。描くものから見る者へ、その植物が伝えられ、語る者から読む者へ、その事件が伝えられれば、それらの標本図や記事の目的は達せられる。だからこれを芸術とはよばない。それに反して、絵画や小説において重大なのは、題材である植物や事件に対する作者の感動であり、それが視覚性や言語性の内容となってこれを充たしている。作家と公衆とは題材において結ばれるのでなく、作家の感動の中に結ばれるのである。、、、という(1956年の井島勉)氏、、、

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