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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

文字を書くことにおいて実現していく視覚性(造型性といってもよい)にほかならぬ。

9/3、パリ・シャンゼリゼ大通り、ルイ・ヴィトン本店、ショーウインドウ左側の恐竜の骨


昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社、昨日のつづき、
―文字を書くことと書を書くこと― p.232、より
、、、芸術が問題である限りは、できあがった絵画や小説が、実物の草花や生活から離れて行くことも避けられない。それらの芸術性を決定するものは、草花や生活ではなくて、それらに対する作家の態度、いいかえると、視覚性や言語性なのである。これと同様に、書の場合でも、それの芸術性を保証するものは、文字ではなくて、文字に対する作家の態度、正確にいえば、文字を書くことにおいて実現していく視覚性(造型性といってもよい)にほかならぬ。、、、という(1956年の井島勉)氏、、、

2013年・現在の書の造型性は?、、、文字を書くことにおいて実現していく視覚性(造型性)、それらに対する書作家の態度、これが問題なのだと云っていた―1956年―、、、つづく、

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