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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

日本独自の精神でそれを消化し、日本独特のものをつくり出している。

―魚―
下図、右下に「金文箸録簡目」・孫稚雛編・中華書局 1981年北京第1次印刷
鼎2字・p.22、0232‐「魚從鼎」‐三代2.13.9・・・等、
左上に「「三代吉金文存」・羅振玉類次・中文出版社 1971年初版
三代吉金文存巻二・十三・九・・・等、「魚」字の拓、影印の頁・・・

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代における日本の書の動向について― (パリにおける講演要旨)
p.256、昨日のつづき
、、、さて、日本の芸術の歴史をふり返ってみると、いつも大陸との交渉によって強い刺激をうけ、そして発展もしている。しかしその場合、中国のものをそのまま模倣せず、日本独自の精神でそれを消化し、日本独特のものをつくり出している。そういう時期の作家の態度は非常に意欲的であり、また自己自身に対してもきわめて率直である。かかる現象は大陸との文化交流のさかんな時期には、常に見られるところで、その時期には偉大な作家も多く輩出している。ところが次の二つの理由により、芸術の発展が停滞することがある。・・・(1956年・井島勉氏)、

・・・停滞することがある、二つの理由・・・、つづく


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