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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

東洋には特殊な精神主義、独特の尚古主義があって、

―魚―
下図、「漢代漆器圖案集」・李正光 編絵. 北京:文物出版社 2002年第一次印刷
図版目録15、p.45、―三魚紋漆耳杯紋飾―湖北江陵鳳凰山 168号漢墓出土

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代における日本の書の動向について― (パリにおける講演要旨)
p.256.257、昨日のつづき
、、その一つは東洋には特殊な精神主義造形以前のがあって、それがしばしば芸術の発展を混迷させる。何となれば、精神主義が神秘的なまでに抽象的にはたらく場合、造形活動と分離し、先だつ時代の造形をそのまま受継ぐに終わることになりがちだからである。
 
第二は、独特の尚古主義があって、ある天才がすぐれた作品をのこすと、それがほとんど聖書のごとくになって、後に続く人びとはもっぱらそれにならうという現象が起こる。かかる二つの精神主義と尚古主義とがややもすれ、芸術発展を停頓させたが、それに加えて日本の近世には、更に重要な一つの特殊事情があった。これは書に限らず、あらゆる日本芸術の歴史を考える上にはきわめて重要である。 ・・・(1956年・井島勉氏)、

・・・更に重要な一つの特殊事情が・・・、つづく

Copyright (C) 2009-2013 立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください。

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その一つは東洋には特殊な精神主義造形以前のがあって、それがしばしば芸術の発展を混迷させる。何となれば、精神主義が神秘的なまでに抽象的にはたらく場合、造形活動と分離し、先だつ時代の造形をそのまま受継ぐに終わることになりがちだからである。
 
第二は、独特の尚古主義があって、ある天才がすぐれた作品をのこすと、それがほとんど聖書のごとくになって、後に続く人びとはもっぱらそれにならうという現象が起こる。かかる二つの精神主義と尚古主義とがややもすれ、芸術発展を停頓させたが、それに加えて日本の近世には、更に重要な一つの特殊事情があった。これは書に限らず、あらゆる日本芸術の歴史を考える上にはきわめて重要である。 ・・・(1956年・井島勉氏)、

・・・更に重要な一つの特殊事情が・・・、つづく

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