忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

書的な「線」―ピカソ、光太郎

下図、右‐日本名跡叢刊 第九○回配本・平安・龜山切古今集・針切相模集他・和泉式部續集切 二玄社。
左下、ピカソ展 幻のジャクリーヌ・コレクション 2004年4月10日‐5月23日 
高知県立美術館(図録)‐横たわる裸婦と横笛を吹く男‐1932年・墨、油彩・紙‐とある、
DSC00847bbb.JPG 
上図、右には、針切の連綿を置き、左にはピカソの絵を、描いた上部の緑色の葉や、右の木の幹に筆で連綿する旋回を描いた曲線が見える。―おなじ紙と毛筆による表現―として、、、

―書の深淵―として、、、ところで、書の魅力は実は意味と造型とのこんぐらかりにあり、書の深さはこのヌエのやうな性質の奥から出てくるので、書の東洋的深淵といふ秘境の醍醐味は、外国的抽象美には求められない。わたくしはまだ、一行の平安朝假字書きの美に匹敵する外国人の抽象的線美を見たことがない。(二玄社・高村光太郎)とある。

、、、抽象的線美、、、ヌエのやうな性質の奥から出て來る、、、「書」の深さ、、、を、
もしかして、ピカソは平安朝の書美をも、理解出来きていたのかも知れない、、、

Copyright (C) 2009-2012 立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください




 

拍手[5回]

PR