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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

生そのものの核心に訴える魂の感動である。

可比丹作、‐西周・散氏盤・「心」字・作品名「AROHA」の短い縦劃について、戰國古文字典・何琳儀箸・中華書局・下冊、p.1421「心」字に、、、或加飾筆作、(心の縦劃の一筆)‐散盤‐、、、とある、
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昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―芸術と人生― p.190のつづき、
 芸術とよばれるものの中にも、高いものもあれば低いものもあり、真実のものもあれば虚偽のものもある。人間の官能を挑発し感覚の表面をくすぐるにすぎぬ偽りの芸術は、慰安や娯楽と見なされてもかまわないが、真の芸術が喚起する感動は、生そのものの核心に訴える魂の感動である。たとえそれを欣びや愉しみの名をもってよぶにしても、そこには、生きている人間の本来的に避けられない哀しみと苦しみが、秘められていることを見のがしてはならぬ。われわれは、多くの優れた音楽や、文芸や美術が、ただにこにこと笑ってはすまされぬ厳粛な感動をよび起すことを知っている。、、、と(1956年の井島勉)氏はいう、、、つづく、

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