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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

立体象書研究会書法研究、徳島・菘翁と鳴鶴

菘翁のつづき、、、

大正十四年八月三日發行, 「鳴鶴先生叢話・上巻  雲涯 井原録之助編」 
- 海屋の大字心經-文末に、、、

、、、八十六の高齢、しかも中風に罹って居て、此の如き氣力があるとは驚き入ったものである、菘翁の書は何時見ても、年を加へるに從って筆力が強くなって居る。
 ―やはり、菘翁先生には鳴鶴先生のことばを借りてみよう!
918fdb7b.jpeg鳴鶴先生叢話―大正十二年五月 門人 井原録之助 乙丑孟春 録又識 として、日下部鳴鶴先生小傳―先生の書歴―に、、、後年貫名菘翁の書を稱揚して,近世唯一の大手腕とせられたが、京都で菘翁存命中に入洛しながら、其時には菘翁の妙處が目に入らず、却って拙劣な字と蔑視されたので一訪だもせず、二三年の後其の妙處が分かる様になった時には、既に白玉樓中の人であった、これは先生生涯中の恨事で能く話があった、菘翁は歿したけれども、其門下に松田雪柯、越智仙心等が在ったから、此人らに就いて菘翁の書法を問われたら、人々のいふ處に差異がある、之を考察して見ると、菘翁は門生等の個性に適する様に別々に教えられ、定法を共通に教へたことが分かった、そこで其定法をたどり、是に由りて書道の端緒を得られたのだ、夫れは慶應年間のことである。
つづく、、、

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