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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

立体象書研究会書法研究、徳島・菘翁と鳴鶴

つづき、、、菘翁美術館にて
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鳴鶴先生、「貫名菘翁の名言」つづき、、
―原碑も集帖に比較してこそ賞讚に價するが、一度真蹟と對せしむる時は數等下に落ちざるを得ない、真蹟を大海中の生魚とすれば、原碑は猶店頭に商われる干物の如きものだ、干物も元々魚類には相違ないが、生魚のやうな潑溂たる生命がない、故に若し真蹟にして其の筆者が、原碑の筆者と優に互格の地位を爭うに足るものなら、須らく原碑を捨て真蹟に就いて研究せよと誨へている、然し原碑を凌駕する底の真蹟は、今日と雖も極めて得難い、殊に先生の時代にあっては、殆ど達し得られぬ望みであった、そこで更に語を次いで曰く、真蹟が見出し難き以上、原碑の干物に生命の息を吹き込んで、自から活かして學ぶ事が必要である、日本に於いても古來、空海、逸勢の如きは身親しく唐に入って、古法の直統を傳えてゐる、又光明皇后の御書、、、つづく

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