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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

第五回立体象書研究会講習会報告

DSC01046618.JPG6月1、2日講習会で、「書」の線を「引く」という表現についての補足、
書を書くと云う事自体、紀元前に比すると、当たり前のことなのですが、現在の毛筆の形、機能にも、一見同じように作られているかのようにしか見られません。変化してきたのは、使用する側の考え方に大きな変化があった!!!ということなのでしょう!
「文房四宝」の一つ、「筆」についての説明のくわしくは、次の機会にするとして、
昨日の「引く」という、毛筆表現の補足です、、、

古典に限ろう、、、毛筆は左から右に引かれ、「横劃」の「一いち」になるのである、、、という、毛筆の動作のことを、「トン→スー→トン」と、いったりする。また、その言葉とおなじくに「トン→スー→トン」という音声は耳と動作にためらいなく入り、それを同じように反復をしてしまうものなのだが、、、そして、この「スー」の音には、ほんとうに筆先に力を込めようとする音声なのか???

古典の大らかさ、力強さ表現されたきた書線の生命、筆者の「筆意」等々、、、書の芸術性、独自性、、、
―方法なき書作は盲目である―という、立体象書研究j会の書作、方法において、

この「トン→スー→トン」に、「筆意」という、自立性も見えてこないのだが、、、

上の写真では、右側に「引く」という表現と、その左右に、左右の変化を表現する、左側には、左右の変化をいくつか表現してみた、、、線を引くことへの「変化」を意識する、平面に書いているのですが、「筆意」が必要なのですね!!!


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