忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

第1回立体象書研究会展!

―立体象書作品と制作者の紹介―
第1回立体象書研究会展―いま摑み出した本当の臨書―
書の面白さ!書の歴史!書美の表現を!高知市本町「桜画廊」で作品展示!!!
21世紀の書!!!視覚!触覚!三次元(正面・側面・上面)で自立する書!!!
玉虫色(光線のぐあいににより緑色や紫色に光ってみえる)の作品です!

別府止母さん、-作品タイトル「おだやかな時間」・「静」字・古典「智永・真草千字文」-
320.JPG
作品「おだやかな時間」、「桜画廊」で!もちろん毛筆による臨書もあります!!!!!

圖解書道史 第三巻 藤原楚水 省心書房
智永真草千字文p.107、
、、、内藤博士(内藤湖南1866~1934)はその時代を唐以前に溯らしめ、王羲之の書を智永またはその徒が搨(摸)せしものならんと断定し、次の如くに述べている。
「谷如意翁旧蔵の真草千字文は、今、(簡)斎小川君の挿架に帰せり。従前の鑒賞家、多く定めて智永の真跡と為し、清国の楊星吾はまた以って唐橅永書と為せり。今、関中石本を以って之を校するに、行款既に同じく、結体もまた肖たり。その神采の発越墨華の絢爛に至っては竟に石本の比すべきにあらず。謂って永師に出づと為すも不可なきに似たり。、、、但、この本のわが邦に伝来せしは当に唐代にある。当時帰化の僧、遣唐の使が齎すところの二王以下、、、按ずるに東大寺献物帳に搨王羲之書を録すること廿余種、中に真草千字文二百三行、浅黄紙、紺綾褾、綺帯とあり。今この本已に褾帯失去せるも、、、」、、、とある。

上記の真草千字文、東博特別展 「書聖王羲之」(2012/1/22~3/3)にて展示。
―出品目録110・国宝 真草千字文 智永 1帖 隋時代・7世紀 個人蔵― 
Copyright (C) 2009-2012 立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください

拍手[8回]

PR