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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

第4回立体象書研究会講習会補足

講習会について、もう少し詳しく載せて欲しいというご要望が多いので、続けてご紹介させていただきます。

~ 紙縒(こより)を作る時にも手首の角度、身体の角度、やはり角度!~
この2枚の写真は、紙縒を作っている会員のみなさまを横から撮った写真です。 身体を少し傾けて、、、腕や手首を上げて、下げて?腕を机につけて、顔を近づけて、離して、、、

―紙を縒るということ、左手は回転を加えながら進み右手でその回転をより強く表現する紙縒りなのですが、、、左手と右手ではちがう役割、回転させる数のちがいがあって両手を同時に回転させても力強い表現のこよりにはならないのですが、、、縒りを加える目的は力強さの表現です。そしてその力強さは、筆で表現できる書の線と同様です。すっきりとした力強さにはそれだけの力強くするための工夫があり、その力強さが表現されたものなのです。筆を手にしたときの執筆・用筆には、左側と右側が有り、表現された書には陰陽がある。つまり、力強さの表現にはこう力強く表現しようという筆者の意識がなくてはならないことになる、、、筆意ですね、紙縒りの縒るという意識ですね―

9月22日(土)の ~手のかたち~をアップさせていただきました。そこで、「手のかたちは人それぞれ違います。作られる作品ももちろん違ってくるでしょう。」としました。この2枚の写真からは同じ紙縒を作るのに、人それぞれ動かしやすい身体の角度、腕の角度、手首の角度、手の角度、細かく見ると、指の角度等々が違うということが分かりました。作品に出てくる個性は、こういった人それぞれの違いが積み重なって出来たものなのですね。

※ 弱輩のためこの日記の誤字脱字等々コメントにて訂正いただけますよう
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