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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、藝術書も實用書も結局一緒になつて驚くべき大家が出來るだろう、、、

第3回立体象書研究会展、つづき
 、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、、、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、、、と天来は云ふ、」
・奥行のある面白い立体象書展には、
眞に目の見える多くの方々が来場されたようです、
下図、若木小兎さん・作品「初心忘るべからず」・「還
」字・顔真卿より、

、、、昭和十三年發行 天來翁書話、、、.342
實用書及び藝術書の學習法漫談
(二)筆勢と筆意

 、、、王羲之とか智永とか、虞世南、歐陽詢、褚遂良などの書を見ると、藝術書として善い許りでなく、又實用書としても最上のであるが、顔真卿の書になると、、、此點から見ると昔の大家は、實用的にも又藝術的にも書けたから差支へないが、後世になるに從つて、追々その技倆が下つてきて、一人で兩方を兼ねるやうな人が少なくなつて來た。近年書藝が著しく進歩して若い人に上手の者が多くなつて來た。碑版法帖を學んだ結果である。更に昔のものだけ習はせて置いたら、藝術書も實用書も結局一緒になつて驚くべき大家が出來るだろう、、、
(昭和七年)とある、つづく
、、
、人の書を見て、善いとか惡いとか、如何にすれば上手になるか、、、藝術としてどの位の品等に屬するかと いふやうな品位、、、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるものが書と云ふものだからである、、、、数多くの藝術という「書」を残し た天来の強い確信、、、2014年、一般の書風は平板の嫌いはないのか、「個」という独自の世界も持たずに、書を見て善いとか惡いとか平気で審査と云 ふ事をする者がゐる、品位の缺落なのか、、、

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