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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、藝術書は常に嶄新なる鑑賞趣味と、製作趣味と有つてゐなければならない、、、

第3回立体象書研究会展―「生む書」・「有無」― 本日搬出無事終了
 、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、、、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、、、と天来は云ふ、、、会期中、眞に目の見える多くの方々にお越しいただき会員一同感謝、
下図、濱口渓水さん・作品「天地創造」・
「地」字・顔真卿より、

、、、昭和十三年發行 天來翁書話、、、.340.341
實用書及び藝術書の學習法漫談
(一)藝術書の變則的向上期

、、、 以上述べたやうに藝術書を學ぶ事には、上に上があつて、如何程學んでも、これで出來上つたといふ時はない。作つては壊し、壊して又作り、幾度も同じやうなことを繰返してゐるのが興味でもあり、又そこに大なる進境があるのである、、、本來ならば實用書というても、永い年代を平均して見れば、藝術書と何等異る處がないからその學習法に於ても、同一歩調をとるのが正則であり、又正しい法であるけれども、藝術書は常に嶄新なる鑑賞趣味と、製作趣味と有つてゐなければならないから、時により或は高尚なる實用書と全くその歩調を一にすることもあり、又或は全くその歩調を一にせざる場合もある。道人は之を藝術書の變則的向上期と名づけてゐる。(昭和七年)とある、つづく
、、、p.339.340に、今の處自分の長所は、人の書を見て、善いとか惡いとか、如何にすれば上手になるか、、、藝術としてどの位の品等に屬するかといふやうなことゝまたその學び方について説明してやることだけは、人に一歩も譲らない確信がある、と云う品位、、、数多くの藝術という「書」の作品を残した天来の強い確信、、、
2014年の今・・・今の處自分の長所は、と云えるだけ「個」という独自の世界も持たずに、人の書を見て善いとか惡いとか平気で審査と云ふ事をする者がゐる・・・品位の缺落なのか、

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