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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、それが書をかく場合の唯一絶対のよりどころであります。

魚爵の拓本を、3/18~3/22日まで記す、
下図、
「爵」とは、酒器でありこのような形、
 「文物藏品定級標準圖例・銅器巻・文物出版社」p.94、
-上52・銅平底爵-
夏(公元前2070~前1600年)
通高22.5、長31.5厘米
河南省偃師懸二里頭村出土
河南博物院藏
-下53・銅鳥紋爵-
西周(公元前1046~前771年)
高22.、寛17.3厘米
故宮博物院藏
、、、壹級文物。ー夏と西周のデザイン-、、、
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.299.300、昨日のつづき
、、、文字を書くという立場においては、どこまでもその活動はその文字のもつ約束、その記号のもつ約束、それに従わなければならない。いいかえれば外に一定の基準があってその基準に従わなければならない。簡単にいうならば外部目的的、外にある目的に従うという意味で外部目的的である必要がある。これは文字を書く、字を書く世界においては絶対におかしてはならないのであります。ところがそれだけにとどめておかないで、その外部目的的、外部目的性、そういうふうな状態にとどめておかないで、その文字を書きながらこのような形を書いていく、このような圧力のこもった、このようなリズムを内に宿したそういう三という文字を書けば、彼は書を書いたことになりますね。その場合の、その書を書くという仕事のよりどころ、基準というものはいったいどこにあるかといえば外ではない、それは自分のいのちであります。他人のいのちではない、自らのいのち。そういうふうなものの自覚というものが、それが書をかく場合の唯一絶対のよりどころであります。・・・という (1956年・井島勉氏)、つづく

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