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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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それは美を意識しようとする状態の場合であります。

―魚―
青銅器銘文檢索p.1562、・魚・
2197 白魚乍寶簋三  白魚乍寶尊彝

 下図
金文總集(三)p.1147、
銘文拓図版、2197-白魚乍寶簋三(蓋) 6字
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.292、昨日のつづき
、、、ところがひとつ次のような場合がある。それは美を意識しようとする状態の場合であります。たとえば一杯のコップをとり上げて、そしてこのチカチカする液体の動きというようなものを見ながら、きれいだなあと思っている。そういう状態においては、私はこれが水という物質であるかあるいはビールと称する物質であるかということにかれこれとらわれる必要はありますまい。あるいはまた目の前に置かれている一つのリンゴをながめながら、そのリンゴの色と形を見ながら美しさというものを意識している状態においては、私はその一個のリンゴがリンゴと称する植物であるのやら何であるのやらということを詮索する必要もなければ、それは一個何円の商品であるかというようなことに心をわずらわす必要もない。・・・という (1956年・井島勉氏)、つづく

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