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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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書の美学と書教育

―分け入っても分け入っても青い山―とよむ山頭火、―知らずして目の前にある貧と困―智慧なきにして季語も入らず(可比丹カピタン)、、、この貧と困の現実なるものには、けっして豊かさなどという文化、芸術の大らかさ力強さはない!下図(書の美学と書教育)の一冊、最初の図版には「東晋・王羲之書・喪乱帖」御物を掲載する、、、無類の神品!というこの書の精神に、貧!と、困!は無い!!!
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昭和三十一年「書の美学と書教育」  井島勉・墨美社
 ―芸術教育としての書教育― p.177、つづき、
 このようにして、書教育をまさに書の教育たらしめ、その態度と独自性を支えるものは、芸術教育としての書教育であるということ以外にはない。その目的も方法も、当然、芸術教育の本質に基づいて決定されるべきである。そして、書教育の周辺的な位置にある要素も、実はそのことに随伴するか、もしくはそこから派生する事柄にすぎないであろう。たとえば、前回に瞥見したような道徳的教育の一面や、応用的教育の一面は、芸術教育としての書教育を推進することによって効果が高まり、実用的、知識的教育の一面は独自の立場を保証された書教育から見れば、わずかに随伴現象にすぎぬのである。
 ―芸術教育ということ―につづく、


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