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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、君らなどその境に至らざるものが批評などする価値はない、、、

―魚―  
下図、p.94 ‐ 魚(フランス)
 p.24 「魚類」 魚類の文様は各国を通じて非常に少ない。アラスカのものに魚獲図や、単独に魚を取り扱ったものがあるが、その魚は何であるか明らかではない、ギリシャでは章魚の文様が描かれ、ペルーの中部海岸のチ ムーには魚形ものが少なくない。ことに魚形の土器が多く、世界の原始工芸として珍とされている。‐動物文様‐「原始文様図鑑」‐昭和46年初版‐ 編者  岡登貞治‐東京堂出版‐
p.439、440・十 南浜秋艸堂時代 ‐ 最晩年の生活点描 ‐
秋 艸堂で、、、 延々夜の十二時近くまで、十四、五時間、ほとんど一人で話しつづける広長舌である。吉池進が記録したいくつかの座談の中から、この当時の風貌をあらわす言 葉を引いてみよう。、、、「某大学卒業生小林某が訪れてきた。この小林は不謹慎にも道人の煙菅を借りて煙草喫ったり、道人の書について批評的な言辞を弄した。「お前など何いうか。お前などおれのいうことを信ずればよい。信じないならもう来るな。おれはお前と対話しているのではない。一切いうな。質問応答をしているのではない。君らなどその境に至らざるものが批評などする価値はない。おれは世間から認められなくともいい。ごくわずかなものと一緒にやってきたのだ。自分一人になっても、自分の道を歩いてゆくのだ」。道人は立ち上がって、小林を玄関へ押しまくり、土産品をゆかにたたきつけ、小林は靴をかかえて逃げていった。
、、、
 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 

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