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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、ちょうど金持の馬鹿息子が、、、価格を計算してから初めて惜しがっているのと同じ事だ、、、

【第4回‐立体象書研究会展‐「魄」たましひの造形 ‐(9/13~9/21)】
‐「書」という三次元の世界と文房四宝、拓本、工具書等々の展示‐
下図・・・國吉成世さんの作品・・・作品タイトル‐「めぐりあひ」
‐文字「順」‐出典「顔真卿・争座位稿」‐・・・
、、、のこる美術、のこす美術、、、

p.427、 ‐ 法隆寺金堂壁画焼失 ‐
 、、、昭和二十四年一月二十六日、法隆寺金堂は壁画模写に従う人が用いた電気座布団のメインスイッチを切り忘れて出火し、壁画は焼失した。管長佐伯定胤は猛火に飛びこもうとしたが、人々に引きとめられたという。道人のもとへは、まるで道人のことのように、、、ところが、このたびの貴重な古美術の壊滅については嘆いていない。道人はこの問題を、国民の文化にたいする浮薄な態度の結果あると批判している。「焼けてしまってから、どこへ行っても、あれは実に惜しかったと、この頃はまるで時候の挨拶のようにいうけれども、焼けてから急に惜しがるのは、ちょうど金持の馬鹿息子が蔵の中に死蔵していた先祖伝来の宝物を泥棒に持ってゆかれ、役所へその届出をするために、価格を計算してから初めて惜しがっているのと同じ事だ」(「のこる美術、のこす美術」錢瘦鐵との対談)。、、、
 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 


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