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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、性情が出るやうになると書の面白味が深くなつてくる、、、

2015年1月8日-1月18日 11:00~19:00
銀座 ポーラ ミュージアム アネックス 3階
ー高野早苗書装展Ⅲー
・染色 青田五良
、、、筆墨の味を具備した、鑑賞に價する書、、、
高野早苗さんの立体象書「装・よそおい」作品と書装展会場、

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 
.224 (四)書の形質及び性情 上
 さて己未年の書道から脱線する樣になるけれども、勢ひ書論に入らねば趣味がないから、其邊には構はないで書いて行く、依て題を改めて「脱線的己未年の書道」としたがよかろうと思ふ。然し其人の考で形質を多くして一家を成す者と、性情を多くして一家を成す者とがある。初學の際は形質に捕はれて、性情が出て來ない、少し熟達すると性情を表はすことが出來るやうになる、性情が出るやうになると書の面白味が深くなつてくる、文字狂のやうに字をかくことが好きになる。又天狗になる、古來相場の極まつて居る大家の書でも或る者は非常に好きで、或る者は非常に嫌いになる、之は性情を主とするからである、、、つづく、(己未年・1919年)
・・・藝術「書」を、古法を綴る天来先生・・・ ‐ことし2015年‐干支は(乙未)‐96年前の(未・ひつじ・年)‐

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