忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


、、、後世の習氣の樣に、筆力も筆意も無い者とは雲泥の相違である、、、

第3回立体象書研究会展(9/15~9/27)
香美市土佐山田町西本町2-2-20・コミュニティベーステラムラ2階
「こころの森」にて、

―「生む書」・「有無」― 開催中

、、、昭和十三年發行 天来翁書話、、、.285
中風症と藝術的書道
學者も讀め政法家も讀め愛國の士は必ず讀め

昨日のつづき、、、日本の者では唐と交通して居た頃の書が尤も好い樣に思はれるのである。此時代は筆で印刷屋の代りをしたのであるから、早く綺麗に書くことは餘程研究された者と見える、此種の者を手本にすれば遅く書くと手本に似ないから、自然筆力も加はつて生々しい字を書くことになる。藝術的に論ずると古文書及び寫經には、習氣のあることは免れないが、後世の習氣の樣に、筆力も筆意も無い者とは雲泥の相違である。同じく是れ習氣病の黴菌には相違ないが、或る意味に於て乳酸菌の樣な働きをして、後世の習氣病菌を撲滅する作用をなす者である。此種の習氣は、實用としては必ずしも除去する必要は無いのである、此點が實用書と純藝術的のものとの相違點である
、、という(大正十年の比田井天来)、つづく

この立体象書研究会展(9/15~9/27)は、文房四宝、原拓等も展示、書を書くという三次元の書、二次元の書、表現の「有と無」、という純藝術の展示です、、、比田井天来は云ふでせう、、、習氣病の黴菌を書塾で、小學で、中學で、高校で、大學で、書展で、培養しないよう本氣になつて取り組むべき時期ではないのかね、「意前筆後」と云ふ書法中の最上乘なる者を、

拍手[10回]

PR