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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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そこに意識されている美しさというものは、実は自分自身の生命に外ならない。

―魚―
・青銅器銘文檢索p.1563、3181 魚爵三 [魚]
  ・殷周金文集成釋文 第五巻 p.36、7542 魚爵 
 
 字數・・一
 時代・・殷
 
 現藏・・上海博物館
 下図、
 ・金文總集(五)p.1970、3181 魚爵三  1字
 
、、、商代の酒器の最も簡単な組み合わせは一爵一觚(こ)で、これで酒を飲んだ。爵の名は、その形が一つの雀のようであることによる。前に流があって嘴を象り、後ろには尾があり、腹の下には細長い足がある。古代では爵と雀とは同音で通用した。足は普通三本であるが時に四本がある。觚は形が簡単で、角の形から変化したと考えられる。上部は喇叭の形で、長い頸、細い腰と円足を持つ。爵と觚は商代に全盛を極め、西周初期以後はだんだん消失していく。、、、p.86.87-中国古代漢字学の第一歩‐凱風社より、
 
昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―現代書教育論― (全日本書道教育研究会全国大会における講演)
p.295、昨日のつづき
、、、その次に今度は芸術作品をつくる、芸術というものをつくるという場合のことを考えてみましょう。一番はじめにも少々伏線をはっておきましたように、芸術制作というのも所詮(しょせん)これは広い意味における美という原理に立脚する外はないのです。と申しますのは音を聞きながらきれいな音だなあとこう思っている。先程も申しましたようにそこに意識されている美しさというものは、実は自分自身の生命に外ならない。ただその段階に止まっているかぎりは、彼が自分の耳で見いだした美しさというものを他人に伝えることが出来ますまい。・・・という (1956年・井島勉氏)、つづく

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