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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、自分の通う沿線の何処になにがある位は、常識として知っておくべきだ、、、

下図、筆意を摑み出す、制作中の可比丹(カピタン)‐「望」字‐、正面より、
・・・
【希望】自分がこう成りたい、人にこうしてもらいたいとよりよい状態を期待し、その実現を願うこと。また、その事柄。「明るいーを抱く/最後のーを託する/-を容れる/ーがかなえられる(実現する・わく・ふくらむ)/-してやまない、、、‐新明解国語辞典 三省堂 p.329・・・
、、、上村は律儀な奴だ。ちゃんと俺の列車が發つのを見とどけて戻って行った、、、

p.431、・ 十 南浜秋艸堂時代 ‐ 日展審査員の経緯 ‐
、、、
「君は東京の往きかえりに、この駅をこれまでいく度も通っている。それなのに水のある場所もわきまえぬとは、あまりに迂闊すぎる。俺は我慢できるが、もしも旅人が車中で急に倒れ、末期の水を俺同様に乞われたらどうする。自分の通う沿線の何処になにがある位は、常識として知っておくべきだ」。占魚が高崎でお茶を買って道人の席にとどけたときも、眼をしずかにつむっていた。道人の列車を見送って、心かなしい想いで占魚は家にかえった。後日、道人は吉野秀雄への便りの端に、「上村は律儀な奴だ。ちゃんと俺の列車が發つのを見とどけて戻って行った」と書いていたという。、、、
 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 


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