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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、ちかづけば きみ に います と たち よりて いたはる とも を かなしむ われ は、、、

―魚― 
(4)魚紋‐網紋‐竪線紋博
p.30、圖版6 ・三國時期花紋磚圖案 
‐中國圖案大系‐第五巻-魏晋南北朝-張道一主編‐美工圖書社‐
・・・道人はいう
-できないことではあるけれども切ればその断面は丸い・・・

p.330.331、 ‐ 歳末・歳旦 ‐
 昭和
十四年大晦日の夜、道人はだぶだぶの中国風の外套を着て銀座に出かけた。人出が多く、時おり外套のポケットから南京豆を抛り上げ、それをパクッと口で受けとめながら歩いていた。「會津先生ではありませんか」と口々に声かけて寄ってきたのは、歌人の都筑省吾、岩津資雄、浅見淵などの若い友人たちである。 
 ちかづけば きみ に います と たち よりて いたはる とも を かなしむ われ は
あと数時間で六十歳の還暦を迎えようとする自分にとって、この後輩たちの心づかいがうれしくもあり、寂しくも感じたのである。、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 

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