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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、気軽に頼んだのに、努力苦心して止まぬ態度に唐九郎は頭が下ったという、、、

―魚― 
p.21、下図‐
魚形
‐単独的魚形在工芸上的応用(玉器装飾品)‐
‐用途不同而産生不同的造型与構図‐
‐中国図案作法初探‐雷圭元著一上海人民美術出版社‐1979年6月第1版‐
・・・努力苦心・・・

p.306.307、 ‐目白文化村への転居‐
、、
、陶芸家の加藤唐九郎は、『志野と織部』を一書にまとめるつもりで、道人に題簽をたのんでいたが、いつまでたっても書いてもらえなかった。この引越しの手伝いの日に訪ねると、書斎の文庫棚の下から、「志野と織部」と書いた紙が何十枚と出てきた。「君に頼まれた題簽の下書きだ、それでよければ持ってゆけ」と言い、二三枚をもらいうけて帰った。ところが、しばらくして「あれは気に入らん、もう一度書くから、しばらく待て」と言い、苦心して書きつづけ、その中の一枚を与えた。気軽に頼んだのに、努力苦心して止まぬ態度に唐九郎は頭が下ったという。
、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、と「書」をみる道人。




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