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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、其れでも書道趣味を止めることは到底出來ない。生活に大なる餘裕のある人が此の趣味を眞に解し得たならば、、、

―「魚」字― 
・左‐「甲金篆隷大字典」 徐無聞 主編  
  四川辞書出版社 1991年7月第一版 1994年11月第三次印刷

・右‐p.814‐甲骨文・金文・篆書・隷書‐「魚」字、

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 ‐人物本位の賞觀的揮毫物が藝術的書道に及ぼせる影響(下)‐
.314、
 、、、 猶吾輩は現代の無事に苦しんで居る富豪階級の士に向つて、切に此趣味を推奬せんとする者である。我々のやうな貧生が騎虎の勢と趣味慾の爲に此の如き道樂を續けて行くと、貧乏するばかりで、家を建つるにも、參考書を買ふにも、拙書を賣つて働かねばならぬやうなことになるから、之が爲に趣味の大半は殺がれ、其れでも書道趣味を止めることは到底出來ない。生活に大なる餘裕のある人が此の趣味を眞に解し得たならば、總ての惡い道樂は立どころに停止することを吾輩は茲に保證をして、一先づ筆を擱くことにする。(大正十二年) ・・・藝術「書」を綴る天来先生が居る・・・

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