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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、眞に書道を盛んにせんとするには、社會の上層に在る人々に書道趣味を味ふ人を作ると云ふことが目下の急務である、、、

―「魚」― 
・「秦漢瓦當圖論」 王培良 著 三秦出版社
  2004年3月第1版 2004年3月第1次印刷
・p.236
 ←水陰, 右行 ‐圖346‐ 
 魚爲水,寓水德(秦朝)万寿無疆,黑統万世長存(秦瓦,西安三橋出土)

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 ‐人物本位の賞觀的揮毫物が藝術的書道に及ぼせる影響(下)‐
.313、
 、、、今後國家の中堅となり又名士となる者は、皆小學校及び中學校を經由する者のみであるから、此の方面に注意しなければ書道は必ず堕落する。目下民間で書を學んで居る者を觀るに、中年以上の人には知識階級の人も相當にあるが、若い者は多くは落伍者のみである。此の落伍者の中から如何に名人が出た處で、社會の上流に乘出す人に具眼者が出來て來なくては、現今民間に於て書道が如何に流行しても、此等の人のみが力拳を入れて見た處が、結局技倆のある者が下積になつて、國家の代表的藝術として後世に殘る者は俗工の手に成ると云ふことになるから、眞に書道を盛んにせんとするには、社會の上層に在る人々に書道趣味を味ふ人を作ると云ふことが目下の急務である。 、、、(大正十二年) 藝術・書を語る天来先生。

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