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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、學校に於ける教科書を見るに、何れも無味乾燥のもので、恰も蠟を嚙むやうな感じがする、、、

―「魚」字― 
・左、「簡牘帛書字典」 陳建貢 徐 敏 編 上海書畫出版社
  1991年12月第1版 1994年10月第3次印版

・右、 ‐魚部‐ p.935.936‐「魚」字、

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 ‐人物本位の賞觀的揮毫物が藝術的書道に及ぼせる影響(下)‐
.312、
 、、、實用として學ぶか。趣味として學ぶか。今日書の專門家が敎へて居る敎授法から見ると、實用を主として始めた人も、遂には趣味の方面に向ふやうになつて居るが、小學校及び中等程度の學校に於ける教科書を見るに、何れも無味乾燥のもので、恰も蠟を嚙むやうな感じがする。此れでは如何に勉強しても、趣味の出て來べき筈はない。今の學生が書を輕蔑するのも無理のないことである。近年書道が盛んになつた爲に、民間で敎へて居る程度は年と共に向上して來るが、國定敎科書は依然として舊套を墨守して居るのみならず、檢定の方針が惡い爲に、中等學校の手本にも餘り好いものは無い。 、、、(大正十二年) 藝術・書を語る天来先生。

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