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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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講習会補記、菘翁舊藏勅字本(三井本・斷筆)

昭和十三年「天来翁書話」、―十七帖― p.556に、
、、、然れども三井本の敕字如何にも精彩あり複刻本に似ず、此點疑問なきこと能はず、然らざれば草書運筆は往々柔弱に失し易きを以て、斷筆の例により、故らに寛和の筆を矯めて剛健ならしめ、書學者をして向ふ所を誤らざらしめんが爲に特に意を用ゐたる者にあらざるか。若し斯の如くならずとせば、巻末の敕字と同じく必ずや光彩陸離山陰獨得の妙技は此帖中に展開せられて張彦遠の所謂眞に書中の龍たるの實を現出せんとす眞に惜しむべきなり、、、という、

下図、右に三井本十七帖、左にこの帖を藏していた菘翁の浣花帖を並べる、、、それとともに立体象書「逸」字を置く、上面より三種類の「逸」字を写す、、、斷筆については、もう少し観てみよう!!!
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昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社
―芸術の本質について― p.185、
、、、だから、芸術制作は、あらかじめ意識することのできない規準に立脚しつつ進行する意識的活動、内に求めるにつれて見出されてゆく規準によって、刻々と決定されてゆく制作活動である。いいかえると、無意識的な意識的活動であり、内に探求されながら外に形成されてゆく活動なのである。このようなはたらきは、平板な合理的作用に比較すれば不思議なものに見えるから、人びとはこれを天才や霊感の名において神秘視したり、、、つづく(1956年) 井島勉、

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