忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


、、、伝統化した教理や固定してしまった仏教の美感を打破するのに役立ったからである、、、

― 魚 ―
‐ 野柳、ホテル近くの鮮魚店 ‐
・・・p.173.174‐詩経‐中国古典名言事典 諸橋轍次 ‐ 魚渚(うおなぎさ)に在(あ)り、或(あるい)は潜(ひそ)んで淵(ふち)に在り。‐ 小さな魚は渚の人に見えるところに遊んでいるが、大きな魚は人に見えない淵の中に深く潜んでいる。すなわち、本当の賢者はやたらに世の中に出てくることを好まないものだから、上に立つ人は、その深いところにいる大きな魚に目をつけなければならない。「鶴九皐に鳴いて.......」を参照。・・・とある、

p.44、Ⅱ 短歌作品とその変遷 鹿鳴集の世界 南京新唱
、、、  道人のみほとけとの出会いは、仏教の美を救い出すためにも幸いであった。伝統化した教理や固定してしまった仏教の美感を打破するのに役立ったからである。長い歳月を経た仏像は破損し、彩色は剥落し、うす暗い御堂の中で埃や煤にまみれていた。頽廃の極のような空しさの中で、久遠の女性のごとくみほとけを生々
と身近かに感じたとき、広大無辺の悲願のすがたとして生きてゆき、また新たな美が脈うちはじめたといえよう。、、、
 ‐ 「會津八一とその芸術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 早稲田大学出版部 

拍手[15回]

PR