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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、純粋感情の高まる美の体験は、、、今までの観念や意識をつきくずし、憧憬と陶酔にひき入れてゆく、、、

2015年12月31日の室戸岬、
下図、‐第24番札所 最御崎寺「東寺」 仁王門‐ 
、、、虚空蔵求聞持法の修行に励む青年・空海がいた。延暦11年(792)、弘法大師19歳のころとされている、、、大同2年、唐から帰朝した翌年に大師は、勅命をうけてふたたび室戸岬を訪ねている。虚空蔵求聞持法を成就したこの地に、本尊とする虚空蔵菩薩像を彫像して本堂を建立、創した。嵯峨天皇をはじめ歴代天皇の尊信が厚く、、、という

p.42、Ⅱ 短歌作品とその変遷 鹿鳴集の世界 南京新唱
、、、道人がのちのちまで懐かしんだのは、大和の古寺が時代からまったくかえりみられず、「まさに崩壊し頽れ落ちようとしてのこっている廃墟」のありさまである。「南京新唱」には、廃墟の美が歌われている。道人は荒廃の古都の風物の中に自らの青春を埋めようとした。純粋感情の高まる美の体験は、予測しがたいかたちで、突如として人間を圧倒し、今までの観念や意識をつきくずし、憧憬と陶酔にひき入れてゆく
、、、
 ‐ 「會津八一とその芸術」‐ 昭和52年6月 30日 3版発行・著者 植田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 早稲田大学出版部 

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