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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、 天地宇宙の間に浮遊する人間の弱小さを自覚するといった深い思想性を持つに至つてゐる 、、、

下図、2015年12月31日晴天、室戸岬展望台より徳島阿南海岸方向
ー土佐日記 土佐国守の任期が満ちて、承平四年(九三四)一二月二一日日出発、翌年二月一六日京の旧宅に入るまでの旅、、、とあるー広辞苑、
・・・新訂 土佐日記 萩谷朴校註 昭和五十一年三月二十日第五刷發行 p.101 ‐ 影見れば波の底なるひさかたの空漕ぎわたるわれぞわびしき ‐ かくいふあひだに、夜やうやく明けゆくに、楫とりら、「黑き雲にはかに出て來ぬ」「風吹きぬべし。御舟かへして」といひて、舟かへる。このあひだに雨ふりぬ、、、註に、‐賈島の詩の下句の表現を模して、その發想を原詩の内面反照に反轉し、天地宇宙の間に浮遊する人間の弱小さを自覚するといった深い思想性を持つに至つてゐる。貫之生涯の傑作の一つ。句題和歌の成功例。・・・とある  
 

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