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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、書の筆意をもって画を描く。これは道人がひそかに抱いていた信条である、、、

―魚― 
下図、‐(3)‐水魚紋及童子對棍圖漆盤的内底和内壁上的圖案‐
1984年安徽馬鞍山市東呉朱然墓出土。
p.39、圖版15 ・三國時期漆器圖案
 
‐中國圖案大系‐第五巻-魏晋南北朝-張道一主編‐美工圖書社‐
・・「書」‐
できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、と道人・・・

p.345.346、 ‐ 水墨画の画題 ‐
 、、、 道人は、まず短歌において表現の極意を体得した。その体得をもって書の境を展いていった。詩書一体の体験が、さらに書画一体の境に進ませた。書の筆意をもって画を描く。これは道人がひそかに抱いていた信条である。しかし、書と画とは別の芸術境で、画は画として学ぶべき技法があることはいうまでもない。それゆえ、書の筆意で書き得る限界に画材はとどまらざるを得ない。趙松雪は、「竹ヲ写スニ還ツテ応ニ八法ニ通ズベシ」と言い、柯九思が「竹幹ヲ写スニハ篆法ヲ用イ、枝ニハ草書ノ法ヲ用イ、葉ヲ写スニハ八分ノ法ヲ用イ、或イハ魯公撇筆ノ法ヲ用フ」と述べているように、墨竹はほとんど書の筆法と同じ運筆となり、文人の墨戯、書の余戯として詩書両一体の妙味を縦横に表わす。、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 

・・・表現の極意を体得した!という秋艸道人がいた。かたや、つまらんお手本と、のうがきばかりをならべてすます現在の書教育、‐ 書の線の断面は丸い ‐とでも言ってみなさい・・・

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