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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、字配りや字と字の間の空白同じだ。何もないところにも意味があるのだ、、、

第33回安芸全国書展‐2期6/30~7/12‐鑑賞‐立体象書研究会会員展示作品、
書は難しい!‐もとより造形のものであり、その人となりを語るものなのだから‐
・・・筆意という切り口で、表現のゆたかさをご覧ください・・・
・青山千秋さんの作品 ‐「無」‐かたまりと
余白‐間(ま)‐何もないところにも

p.346、 ‐ 書話二則 ‐
 (1)昭和十四、五年頃のこと、ある人が自著の題簽(だいせん)を頼みにゆくと、「これを見ろッ」といきなり道人は、一冊の書物を散り出した。それは道人が題簽した河竹繁敏、柳田泉共著『坪内逍遥』である。「わしが苦心して書いたものを、皆きれいに真直ぐになおしてしまっている。書の歪みやまがりも藝術だということが、この装丁者に分らなかったのだナ。ただ体裁を考えて、わしに断りもなく、改めてしまっている。芝居でも、三歩下って見得を切る。ところが、五歩下って切ったら芝居にならぬ。字配りや字と字の間の空白同じだ。何もないところにも意味があるのだ」と語った。、、、
 ‐  「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄(宗教学者.哲学者)・発行所 恒文社 



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