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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、「四五年來、着古しの洋服にて蓬頭垢面にて候。御同様、学術に志し候ものは、此点に苦しみ、此点にまた楽あるべくと存候」、、、

―魚― 
「洗硯」‐第三輯‐p.74‐双
図の皿‐掛物‐その手當と取扱の心得‐鈴木原司‐の頁 
昭和四年十二月二十日發行、限定五百部之内 第二一三號
洗硯社信(第三輯)横川毅一郎
、、、第三輯は定價を參圓八拾錢と致しました。これは、本輯の挿入圖版の數が著しく增加しました上に、特別版式の挿圖を試みました事と、又其後用紙の値上りもあり、製造費が自然嵩みました結果につき其點御諒承を願ひ度いと存じます。「洗硯」は創刊當初から非營利的建前を堅持して居り、從て毎輯の定價も實は原價の状態でありますから、その點も亦御含み下さつて、永く御支援を賜はり度いと切望して居ります、、、とある
・・・いいしごとはけちくさいようではだめなのである・・・

p.265、 ‐美術コレクションの収集‐
、、、そこで道人は乏しい生活をさらに切り詰め、質素単純な生活を持し、その節約を美術品や資料の収集にあてた。そのためには黒ずくめの洋服を四、五年も着古し、破れ靴をはいて意に介しなかった。「四五年來、着古しの洋服にて蓬頭垢面にて候。御同様、学術に志し候ものは、此点に苦しみ、此点にまた楽あるべくと存候」(大正十五年五月十九日、内山義文宛)。大正十五年四月、故郷新潟で、自作の書画展をひらき、その純益をすべて収集の費用にあてた。これに同情して千円寄付した人もいた
、、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
-「墨線」-できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、という道人-

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