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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、「諸君、美術は何といっても実物を見よ、旅行せよ、その中から汲みとれ」、、、

―魚― 
(2)紋磚 (拓図) 
p.301、・圖版293‐四川漢代畫像磚  
‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐
・・・漢代まで遡って魚のデザイン(拓本)、隷書の時代の美意識がある・・・

p.264、 ‐書境の開拓‐
、、、東洋美術史といっても、はじまったばかりで、後年のようにまとまったものではなかった。主に日本や中国の書道を中心に講義をすすめ、「諸君、美術は何といっても実物を見よ、旅行せよ、その中から汲みとれ」と言った。自己が収集した拓本をもってきては、弘法大師以来の書を語った。広岡城泉という学生が道人風のくねくねした字をまねて書くようになったのを見て、「おい広岡、君はいつからわしのまねをするようになったか、模倣はあくまで模倣にすぎん、おまえはおまえの流儀でやれ」と怒鳴った。広岡は玉木愛石流の書体を身につけていることを知っていたからである。道人の講義は人気があって、、、ある時、学生が現代において弘法大師に匹敵する書家はおりますか、と質問すると、「うん、いるね」といって自分を指し示すので、一同ワッと笑い出した。「諸君らは、書を勉強するなら、三十年四劃の字を書け、そうすればおのづから道は拓ける」ともいった
、、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
-「墨線」-できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、という道人-

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