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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、「日々新面目あるべし」は、混沌から光明への道である、、、

―魚― 
(3)紋磚 (拓図) 
p.301、・圖版293‐四川漢代畫像磚  
‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐
・・・漢代の魚のデザインには隷書の時代の美意識がある・・・

p.268、 ‐混沌(カーオス)と自己陶冶‐
、、、「この生を愛すべし」は、この世に生を享けた人間を真っ向から肯定し、愛するに価する生の実現を目ざしている。この一条は、道人の厳しい現実拒絶の極限から生まれた。あるいは、小我から大我への向上を意味する。「かへりみて己を知るべし」、「学藝を以て性を養ふべし」この二点は、自己陶冶の具体的な箴言(しんげん)である。後年、芳しからぬ恋に陥った人を評して、「あれは相当なことのできた男なのに、本を読まず、邪念が生じて駄目になった。本は人間を浄化してくれるものだ」と道人はいった。学問の正しい認識力、芸術の情感の吐露,両々相俟って人間性を実現する原動力である。「日々新面目あるべし」は、混沌から光明への道である。学規は、人間によせる限りない愛と人間性実現の道程を示している
、、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
-「墨線」-できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、という道人-

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