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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、直角に枝を伸ばす老梅を指さして、「梅の枝ぶりを手本にせよ」と学生に言った、、、

右に90度回転の図、甲骨文‐殷(商)(安陽殷墟に遷都1400BC?)‐
立体象書作品「母」字‐鉄丸棒‐50キロ
・左右の手を、胴体から脚線を、両乳を、表現
・作品タイトル「無為」
・・・現代の書感と人間性表現を要求・・・

p.263、 ‐書境の開拓‐
、、、書の妙味は元来、無意識の深層から迸る造型の面白さであろう。この大正十四、五年を境にして初期の抒情的な華やかさと寂しさは消え、草葉や樹木の構造力、形成力を示すようになる。直角に枝を伸ばす老梅を指さして、「梅の枝ぶりを手本にせよ」と学生に言った。「篆籀縦横ニ筆ヲ揮フ」その自然の樸真に着目したのである。『南京新唱』『南京餘唱』と歌境を開拓したように、書にたいしても思いきった表現意欲に取り組んでいた。ここまでくると、もはや書の方が道人を身放さず、現代の書感と人間性表現を要求し迫っていった。書の個展も故郷新潟でいく度か行なうようになるが、すでに天下を睥睨する意気込みで取り組んでいたといってよい
、、、 ‐ 「秋艸道人會津八一の生涯」‐ 昭和六十三年一月 三十日日 第一版第一刷発行・著者 植 田重雄・発行所 恒文社
-「墨線」-できないことではあるけれども切ればその断面は丸い、という道人-

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