忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


鑑賞を、もっぱら受容性で割り切ることは、重大な誤解に陥る危険がないではない。

2013.9.2、ルーヴル美術館にての可比丹(カピタン)、

昭和三十一年「書の美学と書教育」 井島勉・墨美社 つづき、
―鑑賞ということ― p.211より、
、、、まず鑑賞ということである。普通に人々は、鑑賞と制作とを対立的なものとして扱っている。鑑賞とは、すでに完成している芸術作品を外から与えられてその美しさを受けとること、制作は、それに反して、作家が内面的な意想に基づいて作品をつくり出すこと、とされている。簡単にいえば、前者は「受容性」をもって特色づけられ、後者は「自発性」をもって特色づけられることとなる。
 確かにそのような一面が存することは、否定できない。けれども、この受容性ということには格別の考慮が必要であり、考え方によっては、鑑賞を、もっぱら受容性で割り切ることは、重大な誤解に陥る危険がないではない。 という(1956年の井島勉)氏、 つづく、、、

Copyright (C) 2009-2013 立体象書研究会 All Rights Reserved. 無断での盗用,転載など類似の行為を禁じます。使用等に関しては,必ず連絡ください。

拍手[9回]

PR