忍者ブログ

立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


、、、ことに党派結成を好む日本人の一般的精神構造からいえば、逆行する道だからである、、、

―魚― 
(16)魚紋圖案
p.211、・圖版203‐山東漢代畫像石 
‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐

p.268‐良寛禅師と秋艸道人‐、、、秋艸道人が歌を詠むにあたって、その態度としてひそかに受けついだものは、この独行道である。いかなる結社、流派にも属さず、終生ひとりで歌いきったことである。「南京新唱」の「自序」ではつぎのようにのべている。「わが郷さきに沙門良寛をを出せり。菴を国上の山下に結び、風狂にして世を終ふ。われその遺作を欽賞することここに二十余年、この頃やうやく都門に其名を知る者あるを見る。その示寂以後実に九十四年なり。......ただ平素詳かに歌壇の消息をを知らず。徒に当世作家の新奇と匠習とを排すといへども、良寛をしてわが歌を地下に聞かしめば、しらず果して何の評を下すべきかを」。道人が自己の作品にただ一人良寛に評を下されることを願ったのは、ひそかに良寛の精神を受けついでいることへの自負があったからである。このことは、言葉でいってしまえば、簡単にすぎるが、この道を歩むには、相当な決心が必要である。ことに党派結成を好む日本人の一般的精神構造からいえば、逆行する道だからである、、、とあ る、「會津八一とその芸術」‐昭和52年6月30日3版発行・著者 植 田重雄・早稲田大学出版部

拍手[8回]

PR