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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、其の釣合を取るのが其人の技倆にあるのだ、、、

―魚― 
下図、p.90-
圖版82‐西漢早期漆器- 
・(3)彩繪幾何紋・魚紋漆耳杯的俯視

  ‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐
 ‐圖版目録、圖版82 
西漢早期漆器(三)・・・90-

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 
 (五)書の形質及び性情 下 p.233、つづき
、、、さて筆墨の事を言語文章に表はすことは、仲々困難のもので、斯樣なことを書き出しては、讀者を迷はすか、又は裨益するか分らぬが、乘り出した船だ、行く處まで遣つて見やう、大分危ぶないから歐麌の書を學ぶ者の爲に注意したことを又繰り返してく諄々く言ふて置くが、書に性情が無ければ乾燥無味の者に爲つて、書道の生命は無い譯だが、形質と云ふものは更に大事なもので、形質を損ふ程度まで性情を加へると、實用をなさぬのみならず奇怪の者になるか、又は滑稽の者になり品位が下つて來る、其の釣合を取るのが其人の技倆にあるのだ
、、、つづく(己未・1919年)、・・・2015年の干支(乙未)、96年前の(未・ひつじ)年に藝術「書」を綴る天来先生・・・

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