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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、田舎者は天下一流の大先生の書を無料で貰いたがる馬鹿者多く、しかも書も歌も解らず候、、、

下図
「書豪會津八一 安藤更生」
‐會津八一(昭和二十九年)左手で押印する秋艸道人の写真‐
次の写真に、昨日の‐「学規 」‐早稲田大学東洋美術陳列室蔵 がある
1965年初版発行・1984年5月10日14版発行‐著者‐安藤更生‐二玄社

、、、昭和二十年、、、
「書豪會津八一」・p.85.86、昨日のつづき、、、道人自身、吉野宛の 書簡で、、、
「白米や酒が一升百五十円になつても、田舎者は天下一流の大先生の書を無料で貰いたがる馬鹿者多く、しかも書も歌も解らず候。これ皆形式的に無慾を尊敬するだけのことにて、貰ひたがる自分の強慾を棚に上げて与へざるものに強慾を擬せんとするにて候。凡俗は何事につけても皮相的形式的にして、精神の所在を誤認致し候ものなり。無料の短冊をほしがり居るものにこれを与へても、こちらは単衣一枚なくて夏に入るとも、与ふるものは無之候。」、、、
‐昭和四十年 観仏三昧書屋にて 著者‐
 ‐自序‐ 會津八一はレオナルド的天才である。歌人であり、俳人であり、書家であり、画家であり、美術史学者であり、英文学者だった。それらのどの面をとりあげても、第一流の位置を占めてゐる人を傳するのは、容易なことではない、、、

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