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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、廣く大家の書に接觸して、多く碑版法帖を見た者で無ければ容易に分別することは出來ぬ、、、

―魚― 
下図、p.96-
圖版88‐西漢早中期青銅器及其紋様- 
・(1)—(3)太陽紋、翔鷺紋、羽人競渡紋銅鼓的各部
圖案
  ‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐
 ‐圖版目録、圖版88 
西漢早中期青銅器及其紋様(七)・・・96-

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 
 (五)書の形質及び性情 下 p.233、つづき
、、、其性情に於て其人の器量と正邪とを見ることが出來るのである、蔽はんと欲して蔽ふことが出來る者ではない、書は人格を表はすと云ふのは、此處を云ふたのである。奇と云ふことは書に於て必要なことであるが、奇怪と爲つては惡むべきものとなり、又滑稽の氣を帶びると卑やしむべき者になる、然し奇怪のやうに素人目に見えても、正しき奇にして喜ぶべき者もあり、又滑稽のやうに見えても、極めて眞面目の性情より發露して居る者も有るから、廣く大家の書に接觸して、多く碑版法帖を見た者で無ければ容易に分別することは出來ぬ
、、、つづく(己未・1919年)、・・・2015年の干支(乙未)、96年前の(未・ひつじ)年に藝術「書」を綴る天来先生・・・

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