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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、三歳の兒童も易々と出來ることが、大人になればなる程出來なくなる、、、

―魚― 
下図、p.46-
圖版38‐西漢時期青銅器圖案- 
・(5)、均爲漁獵紋、幾何紋銅鼓上的
圖案。爲雲南江川縣李家山出土。
  ‐中國圖案大系‐第四巻-秦漢時代-張道一主編‐美工圖書社‐
 ‐圖版目録、圖版33 
西漢時期青銅器圖案(五種)・・・46-

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふと天来は云ふ、、、」・昭和十三年發行 天來翁書話
 
 (五)書の形質及び性情 下 p.231.232、つづき
、、、三歳の兒童も易々と出來ることが、大人になればなる程出來なくなる。世の中が複雜になり、人間が利口になればなる程此方面は退歩して來る。後世になる程書の技倆の下つたのは、全く茲に原因して居るのである。今後物質的の文明が益々進歩すると共に、性淨無垢なる心の發動、卽ち性情の表現は追々微弱になる。心の本尊は徒らに虛器を擁して、一切のことが思慮分別に支配せられ、眞の性情の閃きは、追々其影の薄くなることが、書道の上に歴々と見えるのである
、、、つづく(己未・1919年)、・・・2015年の干支(乙未)、96年前の(未・ひつじ)年に藝術「書」を綴る天来先生・・・

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