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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、藝術家に云ふことを聞かせるには、その藝術のことを能く知つて居るものが、考へたことでなければ行はれないことは極りきつて居る、、、

―魚― 
・青銅器銘文檢索p.1563 6516  魚父癸觶 
[魚]父癸
下図拓図版、―金文總集p.3547 6516 
 魚父癸觶 3字 
、、、中国古代漢字学の第一歩‐著 李 学勤‐訳 小幡敏行‐閲 佐野光一‐古文字学入門‐凱風社‐1990年発行‐
p.87、角・觶・斝も飲器である。、、、觶(し)は商末周初にかけて、ある地区で觚の替りに爵と組み合わせて用いた。蓋のあるものとないのがある。春秋晩期になると、蓋がないものが多い。、、、とある、

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、」
昭和十三年發行 天來翁書話

實用字學 (上)實用文字の研究
.374、
、、小篆の眞似をして、拵らへた所の説文篆を標準として訂正しやうとするのであるから、無理が生じてくるのも當然である。總ての藝術には必ずそれに對する趣味が附隨して居る。趣味は頭で味ふべき食物とも稱すべきものであるから、食物のすきぶすきは之を如何ともすることは出來ない。この食物は衞生に好いとか惡いとか云つて見た處が、嫌ひの物を無理に食はせる譯にはゆかぬ。假令藥學の力で、總ゆる滋養分を集めて丸藥を作り、毎日この丸藥を飮んで居れば、他の食物を攝取する必要はないと、衞生試驗所で發表しても、、、誰でもこの丸藥で我慢をして居れといふても行はれぬと同樣であつて、藝術家に云ふことを聞かせるには、その藝術のことを能く知つて居るものが、考へたことでなければ行はれないことは極りきつて居る 、、、(昭和六年) 藝術・書を語る天来先生、つづく

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