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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、時代を超越して貫名そのものゝ書を見るのでなければ、眞に貫名の書を知つて居るものといふことは出來ぬ、、、

―魚― 
・青銅器銘文檢索

・殷周金文集成釋文
このところ上記から「魚」字の図版を引いている「觚」、
下図、p.358【觚】35043 コ 〔集韻〕攻乎切
❶儀式に用ひるさかづき。又、三升、或は二升を容れる、、、とある、
‐角部‐巻十‐大漢和辞典‐諸橋轍次著‐大修館書店‐を引く、

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、」
昭和十三年發行 天來翁書話

實用書及び藝術書の奬勵法を異にすべきを論ず
.368、
、、 然し以上の如き見解を有つて居る人は、自己の目が知らず識らずの間に馴致された結果、時代眼に支配されて居ることを知らないで、自己獨得の鑑識眼だと心得て居るのであろうけれども、時代を超越して貫名そのものゝ書を見るのでなければ、眞に貫名の書を知つて居るものといふことは出來ぬ。誰でも自己の存在は知つて居るが、親がなければ自己の存在がないといふことに氣が付かないのと同樣である。貫名には貫名の長所があるけれども、又其の短所もあるといふことは此等の人々には判らう筈はないのである。日下部先生の書にしても、近年のやうに、其の眞似をする者が多くなればなる程、贔屓の引倒しで追々陳腐にして了ふのは困つたものだ 、、、(昭和六年か、) 藝術書を語る天来先生、つづく


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