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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、どこか餘裕のあつた豪傑でなければ不可能のことであつたらうと思はれるのである、、、

―魚― 
・青銅器銘文檢索p.1563 6680  魚從盤 [魚從]

下図拓図版
・金文總集p.3619 6680 
魚從盤
・殷周金文集成釋文・第六巻ーp.77 10036 魚從盤
   魚從
 字數:二 
 時代:西周早期
 出土:傳河南洛陽

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、」
昭和十三年發行 天來翁書話

實用字學 (上)實用文字の研究
.375.376、
、、それであるから日本に於ける 名士は名士になればなる程それに正比例して、字が下手だといはれた時代もあるのである。併し近年は名士の候補者になりかゝつて來ると、内々書を學び出す人が多いやうだから、この次の名士には字を上手に書く人が存外多くなるかも知れぬが、現代の名士中で字を能く書く人は、どこか餘裕のあつた豪傑でなければ不可能のことであつたらうと思はれるのである。先逹の士が字が下手でも通つて來たから、後進の士の之に倣ふのは當然であつた。故にこゝ四五十年の間は、古法帖なんといふものは一般から忘れられて居た、、、(昭和六年) 藝術・書を語る天来先生、つづく

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