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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、其の當時に於ける一般書家の見識と一六先生や鳴鶴先生などの見識とは、雲泥の相違があつた事を想像することが出來る、、、

下図、開館60周年 特別展9/13-12/7 藤田美術館、
入り口と、図録のなかの国宝 曜変天目茶碗の図、
、、、同種の曜変天目は三碗のみが現存し、他に靜嘉堂文庫美術館、大徳寺龍光院が所蔵しており、いずれも国宝に指定されています。とある、


、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、、、」
昭和十三年發行 天來翁書話

實用書及び藝術書の奬勵法を異にすべきを論ず
.367.368、
、、其の當時に於ける一般書家の見識と一六先生や鳴鶴先生などの見識とは、雲泥の相違があつた事を想像することが出來る。然し鳴鶴先生の其の當時書かれた六朝風の書なるものが如何なるものであつたか。羊毛の長鋒を用ひ、不馴の回腕法で書かれたことであるから、或は變なものであつたかも知れぬ。然し乍ら『栴檀は双葉より香し』の譬のやうに、一代を風靡されたほどの大家の芽生であるから、何處かに特異の偉大さを有つて居られたに相違ない。多數の書家は盡く反對であつても、只一人の巖谷先生といふ具眼者があつたから兩々相須つて一代を風靡するやうな大家になられた 、、、(昭和六年か、) 藝術書を語る天来先生、つづく

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