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立体象書研究会事務局日記

一般社団法人立体象書研究会のホームページをご覧になっている方々からのご要望にお応えすることになりました。書はもともと難しいものとは思うけれど、立体象書研究会の考えていることが、わかりやすく、楽しく知ることができるページができたらいいね!このような要望が事務局によせられています。 -難しいことを、わかりやすく楽しく考える- そんなページができたらいいな、3次元の世界をわかってもらえるとうれしいな。そんなページを思い描きながら、事務局ブログにとりくみたいと思います。

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、、、專門家といふ肩書をつけられてゐる間は、人の作品に就ては、善いものは善い、惡いものは惡いと明らかにしたいのは、人情でもあり、又義務でもあるのである、、、

―魚― 
・青銅器銘文檢索p.1563 6141  父丁魚觚 
父丁[魚]
下図拓図版、―金文總集p.3383 6141 
父丁魚觚 3字 
―酒器「觚こ」―
、、、p.181 ‐中国古代のお酒あれこれ‐
 二〇〇〇年、西安郊外で西安市文物保護考古所が、前漢墓から醸造酒を発見した。青銅器に入った約二六キログラムの酒は、薄い黄色を帯び、アルコール分は〇・一パーセントしか残っていなかったという。いや一定の温度が保たれてとはいえ、地下の墓室のなかでよく保存されていたといったほうがよい。中国古代の酒の発見は、酒酵母菌では河北省藁城県代西村の商(殷)代遺跡のものがもっとも古い。、、、とある、‐中国の歴史03‐ファーストエンペラーの遺産 秦漢帝国‐鶴間和幸‐講談社‐2004年発行、

、、、眞に善い書を作るといふ事は難かしい、何んとなれば學べば學ぶ程目が見えてくるからである、これ程奥行のある面白い藝術は他にあるまいと思ふ、と天来は云ふ、」
昭和十三年發行 天來翁書話

實用書及び藝術書の奬勵法を異にすべきを論ず
.369.370、
、、多くは專門家の巧拙批判が因をなして其の藝術に於ける第二の時代を作るのである。故に奬勵機關等を設けるには餘程熟慮して弊害のないようにする必要がある。早く世に出れば早く廢れて了ふ。急に得たものは急に失くなる。日下部先生の弟子が餘り先生の書を學ぶ者が多いから、日下部先生の書を嫌がる人が出來た。巖谷日下部兩先生等が餘り貫名の書を褒め過ぎた爲に出來の惡いものまでが人が眞似るやうになつて、新鮮味が追々薄らいで來て、今では程度の高い專門家には少し飽きられて來たが傑作になると惡くいふことは出來ない。譽める人が多くなれば誹る人が出來、誹る人があれば譽める人が出て來る。人間萬事塞翁の馬で、自分だけは何うでもよいが、專門家といふ肩書をつけられてゐる間は、人の作品に就ては、善いものは善い、惡いものは惡いと明らかにしたいのは、人情でもあり、又義務でもあるのである、、、(昭和六年か、) 藝術書を語る天来先生、つづく

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